ニッポン・アイドル・トークン Nippon Idol Token(NIDT)といった言葉をご存知でしょうか。
Nippon Idol Token(NIDT)は株式会社オーバースが発行し運営を手がける日本発祥の仮想通貨(暗号資産)となります。
本記事ではこのNippon Idol Token(NIDT)を白か黒かの観点で判断させていただき、記事としてまとめさせていただきました。
是非最後までご覧いただき参考にしていただければ幸いです。
Nippon Idol Token(NIDT)の概要
Nippon Idol Token(NIDT)は、冒頭でもお伝えした通り、株式会社オーバースが発行・運営する日本発祥の仮想通貨(暗号資産)です。
オーバース社は、新しいアイドルグループを創造するプロジェクトを展開し、その総合プロデューサーには秋元康氏が就任しています。
株式会社オーバースの新アイドルプロジェクト
このプロジェクトでは、NIDTが資金調達手段として活用されるほか、アイドル活動の一環としても利用される予定です。
発行総数は10億NIDTで、そのうち30%がIEOで販売されます。
Nippon Idol Token(NIDT)の特徴
Nippon Idol Token(NIDT)の特徴について見ていきましょう。
Nippon Idol Token(NIDT)の特徴としては下記が挙げられます。
アイドル活動への資金調達手段
従来のアイドルプロジェクトと異なり、NIDTを不特定多数の投資家やアイドルファンに販売することで活動資金を調達し、自由で創造的なアイドル活動を展開するのが特徴です。
ユーティリティ性の豊富さ
NIDTはコンサートチケットやグッズ購入、投げ銭などさまざまなユーティリティがあります。
また、保有数量や期間によってランクが設けられ、優遇措置が提供される予定です。
ERC20トークンとしての特性
NIDTはイーサリアムチェーン上のERC20トークンであり、将来的にはUniswapなどのDEXで取引が行われることが期待されます。
ロックアップの仕組み
一部のNIDTはロックアップされており、段階的に解除されます。
IEOから約5年後にはすべてのNIDTが市場に流通する予定です。
ステーキングの可能性
将来的には仮想通貨(暗号資産)取引所でのステーキングサービスが提供される可能性もあります。
Nippon Idol Token(NIDT)の今後
Nippon Idol Token(NIDT)の今後として予測される可能性について解説をしていきます。
2023年第4Qの展望
2023年第4Qにはアイドルのお披露目やデビューシングルのリリースが予定されています。
メタバースでの活動展開
NIDTプロジェクトはメタバースを活用し、従来のアイドル活動に加えて新たな領域で活動を展開します。
海外進出の目指す先
NIDTプロジェクトは全世界のファンとのコミュニケーションを重視し、海外進出を目指します。
これによりNIDTの需要が拡大する可能性があります。
白か黒か?Nippon Idol Token(NIDT)の評価
NIDTはまだ発展途上のプロジェクトであり、リスクが伴います。
具体的な詳細が明確でない点や、仮想通貨(暗号資産)市場での時価総額ランキングサイトCMCへの掲載がありません。
基本的に仮想通貨市場というのがグローバルであり、コインマーケットキャップが市場の指標として活用されるサイトです。
それにも関わらず、そのサイトに掲載がされていないのはデメリットでしかありません。そしてプロジェクト側が仮想通貨(暗号資産)市場のことを把握していないということでもあります。
これにより一般の投資家や仮想通貨愛好者が情報にアクセスしにくくなっています。
透明性と信頼性の確保が重要であり、掲載の有無はプロジェクトの信用度を左右します。
取引所での取り扱いについては
DMM Bitcoin
Coinbook
この2社で取り扱われていますので、売れないということはありません。
しかし、この2社はNIDTをIEOで販売していた取引所であり実質的にはプロジェクト側の関係者です。
関係者が取り扱うのは当然ですから、第三者に認められて運営サイドとは関係ない取引所が取り扱ってはじめて上場と言えるのです。
そうした意味では、現状1社も上場していないというわけです。
またその他にも取引されている取引所での価格差(スプレッド)が広過ぎるという点も怪しいです。
DMM Bitcoinでは売値と買値の価格差が半分以上あります。
買う時には、90円、売る時には、40円
こんな価格差で取引されている時点でおかしいです。
これだけ差があるということは取引量が少ないということも意味します。
価格の不安定さは投資家にとってリスクとなるため、市場での安定した取引が求められます。
価格の大きな変動は投資家の信頼を揺るがす可能性があります。
そして、日本発の仮想通貨プロジェクトというのは過去多くありましたが、ほとんどが結果的に価値がない電子ゴミになっているという結果です。
こうした過去を見ても、今回のNIDTは国内発であることからそれ時点で懸念材料でしかありません。
また、NIDTが「100倍」といった期待が騒がれている一方で、実際の取引量がそれに見合うほどの活発な動きが見られないというのも懸念材料です。
高い期待値が持たれている場合、それに見合うだけの需要と取引量が確保されることが重要です。
総じて、NIDTはまだ発展途上のプロジェクトであり、リスクが伴うことを理解しておくべきです。
将来的な展望や活動の拡大に対する期待はあるものの、現時点では注意が必要です。
まとめ
Nippon Idol Token(NIDT)は、株式会社オーバースが発行・運営する日本発祥の仮想通貨であり、新しいアイドルプロジェクトの一環として展開されています。
将来的な活動展開や海外進出など、多くの期待が寄せられていますが、現段階ではリスクが伴うことに注意が必要です。
結論としてジャッジは…
仮想通貨(暗号資産) NIDTは「黒」です。
主要な情報サイトへの掲載がなく、価格の不安定さ、取引量の不足などが懸念される要因です。
投資を検討する際には、より詳細な情報を収集し、リスクを十分に考慮した上で判断することが重要です。
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