ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)といった仮想通貨(暗号資産)を今では耳にする機会も多く、昔に比べると身近なものとなっているこの仮想通貨(暗号資産)投資において、「必ず儲かる」「絶対稼げる」などの言葉で騙しを行う詐欺が多発しているはご存知でしょうか。
仮想通貨(暗号資産)投資詐欺の手口は大まかにパターン化されています。
どのような詐欺の手口があるのか、また見分け方を知ることで、詐欺の被害にあうリスクを減らすことができます。
本記事では、安全に仮想通貨(暗号資産)投資を行えるように、手口や見分け方について解説をしていますので是非最後までご覧ください。
投資詐欺の手口について
仮想通貨(暗号資産)の投資の手口は大きく分けると3パターンあります。
- ネットワークビジネス(MLM)やセミナーによる勧誘
- 代理店販売への勧誘
- ICOを利用した勧誘
主に上記による勧誘が投資詐欺の手口となります。
では、細かく見ていくよ!
ネットワークビジネス(MLM)やセミナーによる勧誘
仮想通貨(暗号資産)投資詐欺によるパターンとして増加しているのがネットワークビジネス(MLM)を利用したものです。
ネットワークビジネス(MLM)とは「マルチ商法」とも呼ばれ、人から人へと口コミによって商品販売を広げるビジネス手法のことを指します。
ネズミ講は犯罪ですが、マルチ商法はビジネスそのものが法律によって禁止されているというわけではありません。
ですが、厳格な規制が敷かれているものとなっています。
特定商取引法によって規制の内容は定められており、以下のような内容となっております。
- 統括者・紹介者または業者の氏名や勧誘の目的などの明示
- 商品の品質・性能、金銭負担、契約解除の条件などの重要事項に関して、事実の隠匿や虚偽を告げることの禁止
- 広告の表示事項の規制
- 誇大広告の禁止
- 未承諾者へのメール広告の禁止
- 契約時の概要書面と契約書面の交付義務
ネットワークビジネス(MLM)とセミナーに共通して注意しなければいけない詐欺のパターンが、「必ず儲かる」「絶対稼げる」という言葉を用いるといった点です。
仮想通貨(暗号資産)の投資は変動性が高く、リスクも存在します。投資において必ず儲かるということはあり得ませんので誇大表現が使用された場合は危険ですので注意してください。
代理店販売への勧誘
仮想通貨(暗号資産)の投資詐欺の中には代理店を装い、詐欺案件を持ちかけるといった被害の手口も増加しています。
この詐欺の手法として、今のうちに購入すると10倍、100倍になって戻ってきますなどのような投資話を持ちかけてきます。
ですが、当然これらの銘柄が上がるはずもなく費用としてお支払いしてしまった場合投資金は戻ってくることもなく逃げられるといったケースとなってしまいます。
代理店販売や代理投資自体が詐欺の可能性が十分に高いです。美味しい話で勧誘されても断る勇気を持つことが大事です。
仮想通貨(暗号資産)の投資は代理店を通す必要がないからね!
このような代理店を装って近寄ってくる人物は詐欺の可能性が高いよ!
ICOを利用した勧誘
ICOとは、「Initial Coin Offering(新規仮想通貨公開)」の略語となります。
スタートアップ企業などが独自仮想通貨の販売と発行を行い、資金調達をするプロジェクトのこととなります。
ICOを利用した勧誘で多い詐欺の特徴として、資金調達後に、運営側に逃げられてしまい連絡が取れなくなるといったケースが見られます。
またパスワードを教える、もしくは入力をしてしまうことによってウォレットからコインが盗まれてしまうといった被害も見られます。
ICOに関する明確な法律はないといった現状から、多くのICOは途中で挫折している現状が見受けられます。
そのため、仮想通貨(暗号資産)の初心者はICOへの投資には注意する必用があります。
厄介な点として、詐欺かどうかの判断が難しいんだよね。
だから初心者にはあまりおすすめすることは難しいかな。
仮想通貨(暗号資産)詐欺の見分け方
仮想通貨(暗号資産)の投資詐欺は、知識を身につけることにより防ぐことができます。
以下では、仮想通貨(暗号資産)投資詐欺を見分ける3つの方法となります。
国の許可を得ている取引所なのか
仮想通貨(暗号資産)投資を行う上で国の許可を得ている取引所なのかを調べる必用があります。
仮想通貨(暗号資産)交換業者には金融庁・財務局への登録が義務付けられているため許可を得ているかどうかを確認することで詐欺なのかどうかを知ることができます。
投資を行う前に財務局のホームページを確認し登録されている事業者なのかを確認しようね!
発言に根拠はあるのか
仮想通貨(暗号資産)の投資詐欺として多く見られることが、「必ず儲かる」や「絶対稼げる」という言葉には十分に注意しましょう!
ましてやリスクがないと謳っている人物にも注意が必用です。投資には必ずリスクがついてきます。
仮想通貨(暗号資産)は、価格変動が激しいため、根拠のない発言を信用するのではなくしっかりとした実績や、データなどを確認する必用があります。
ニュースやSNSで過去の被害例はあるのか
仮想通貨(暗号資産)投資の詐欺は、冒頭でも記載をしたようにある程度大まかにパターン化されています。
これ本当?怪しくない?と感じたら、インターネットを利用したり、ニュースやSNS、国民生活センターの公式サイトなどを活用し、類似した被害がないか確認しましょう。
基本的には、少しでも不安に感じたら投資を断るほうが賢明です。
また、仮想通貨投資を実施する前は、必ず仮想通貨の性質や契約内容を確認しましょう。
最後に
仮想通貨(暗号資産)投資は一般になりつつある投資方法となります。
身近に始めることができる一方で、仮想通貨(暗号資産)投資の初心者の方に対しての詐欺が増加しているのも事実です。
投資による詐欺を防ぐために十分注意をしながら安全な仮想通貨(暗号資産)投資を心がけていきましょう!
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