【MLM編】国内で出回る仮想通貨(暗号資産)案件「MLM」は白か黒か?!ジャッジしていきます!

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国内で出回る仮想通貨(暗号資産)案件としてMLMと呼ばれるものがあります。

MLMって何?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、ネットワークビジネスや、マルチ商法と言われると知っているといった方がいらっしゃるかと思います。

そこで、本記事では国内で出回る仮想通貨(暗号資産)案件のMLMは白なのか黒なのかをジャッジしていきます!

目次

MLMの概要

MLMについて解説をしていきます。

MLMとはマルチレベルマーケティング(Multi level marketing)の略称となります。

MLM以外の呼ばれ方として「ネットワークビジネス」や「マルチ商法」とも呼ばれています。

ジャッジくん

ネズミ講とマルチは別物になるよ!

ネズミ講について

ネズミ講の正式名称は「無限連鎖講」というものであり、小動物のネズミが多産であることにちなんだ名称となっています。

ネズミ講とはまず会員が自らの子会員を増やすため勧誘を行います。さらにその子会員が子会員へ勧誘を行うことで、次々に会員を増やしていくビジネスのことを指します。

子会員を増やせば増やすほど、親会員の紹介料が増えていく仕組みとなっており、組織の上の階層の人間に収入が入っていくため、親だけが儲かると言われています。

人口に限りがあるといったことからネズミ講は、最終的にはシステムが崩壊し、多くの会員が損をしていくこととなっています。

そのため、1979年5月に施行された「無限連鎖講防止法」という法律によって禁止となっております。

ジャッジくん

ネズミ講は犯罪だから気をつけてね!

MLMとは

MLMとは上記でも記載をした通りマルチレベルマーケティング(Multi level marketing)の略称となります。

MLM以外の呼ばれ方として「ネットワークビジネス」や「マルチ商法」とも呼ばれています。

ネズミ講ははんざいですが、マルチ商法はビジネスそのものが法律によって禁止されているというわけではありません。

ですが、厳格な規制が敷かれているものとなっています。

特定商取引法によって規制の内容は定められており、以下のような内容となっております。

規制内容
  • 統括者・紹介者または業者の氏名や勧誘の目的などの明示
  • 商品の品質・性能、金銭負担、契約解除の条件などの重要事項に関して、事実の隠匿や虚偽を告げることの禁止
  • 広告の表示事項の規制
  • 誇大広告の禁止
  • 未承諾者へのメール広告の禁止
  • 契約時の概要書面と契約書面の交付義務
ジャッジくん

誘われた案件がマルチ商法なのかネズミ講なのかしっかり確認をしようね!

ねずみ講とMLMの違い

ねずみ講は厳密にいえば「無限連鎖講」というものとなりMLMの場合は「連鎖販売取引」という販売形態です。

ジャッジくん

ねずみ講は違法!MLMは合法って覚えよう!

違いとしては紹介して得られる紹介料の組織構成が、無限なのか有限なのかということがあげられます。

このMLMという販売形態には賛否両論あります。

販売形態として広告費用をかけずに歩合制による販売ができるため運営企業としては非常に有効活用でき経費削減になる画期的な形態でありなによりのメリットでしょう。

また、雇用契約をするわけではなく個人営業マンとして、業務代行や業務支援をすることで、企業の商品を販売してくれるわけです。

営業マンはどこの企業にもセールスする商品があれば存在します。

またビジネスですから紹介・勧誘はある意味で基本的な所でしょう。

MLM実践者の声

MLMをやっている方から良く聞いたのは、どの業種もMLMである。と聞いた事があります。

これは意外と深く感じました。

保険業がいい例です。

保険の営業マンは当然ながら保険を販売します。

人伝いや紹介を受けたり身内等に営業をかけることもあります。

MLMも同様に営業や紹介活動をします。

やっていることは、製品やサービスが違うだけです。

さらに言えば、保険営業マンの場合そのサービスを売ることが仕事です。

自社の製品を知っているだけに自分ではこの保険内容なら加入しないと感じ、自社の保険に入っていないということもあります。

別の企業での更ににいい保険に加入している。

こんなこともあります。

しかしながら、自分で加入していなくて魅力がなくても販売はするのです。

この点は、MLMの方が理にかなっています。

自身がいいと思った製品やサービスだからこそ知人に紹介している。

ラーメン屋でも見ていきましょう。

美味しいラーメン屋を見つけたとしましょう。

友人に美味しいラーメン屋についてきっと話したくなるでしょう。

そして一緒に食べに行こう!となるのは自然なことです。

しかし、逆にマズイラーメン屋であればまず、紹介しようとは思わないでしょう。

当たり前ですが、これが、先ほどみた保険業の話では、マズイラーメン屋と知っていながら美味しいラーメン屋ということを紹介する。

という不条理になっています。

そう考えると如何に理不尽なのかを感じるでしょう。

そういう意味ではMLMは良心的です。

MLMが毛嫌いされる理由

MLMは毛嫌いされがちです。

毛嫌いされる理由として、社会的な側面が大きくトラブルも多く発生しやすいことに大きく関係しています。

MLM形式でない販売業の場合組織として、雇用契約があるため営業マンもその分組織のルールに準拠する様になります。

企業としても管理下のもとで、行わないと企業の信用性に直結します。

その点、MLMの場合は雇用契約ではなく個人事業のため企業自体は、直接的な影響は受けづらいのです。

雇用契約があるとトラブルになっても簡単に切り離すということは出来ませんがMLMの場合は権利をはく奪すればいいので雇用契約をする企業体に比べリスクヘッジにもなるわけです。

こうした側面はメリットでもありデメリットでもあるため良し悪しということではありません。

社会的な側面では一般的に、MLM=ネズミ講と解釈されることが多いです。

法的には意味が違いますが社会的認識がそうなっているため余計にイメージが悪いのはMLMです。

理にかなっていて経費も削減できる画期的な販売形式ですが、その反面、社会的認識がかなり悪いこと。

また、それ以外の課題が情報伝達。

保険業で例えましたが販売するうえでは不条理である場合でも情報伝達という意味ではしっかりと情報伝達が可能です。

MLM形態でない企業体である場合直接か、委託業者からといったように間に入る人はほとんどいません。

その分販路開拓には手間がかかります。

MLMの場合人伝いでの情報伝達のため正確性を意識しても、組織が拡大し伝言ゲームになっていくため情報伝達において統制が取れなくなります。

しかし、絶対数が掛け算で増えるため短期間で多くの販売につなげることが出来る。

何事もそうですが、一長一短です。

資本主義上、何においても「お金」は必要です。

お金が全てではない、と思いたいところですが、90%以上お金で解決でき、お金が全てと言っても過言ではないでしょう。

それが資本主義です。

また、法治国家である以上勧善懲悪で物事は決められません。

良い悪いではなく法律にのっとっているか、ここに加えてお金がどう絡んでいるか。

感情的には勧善懲悪であってほしいですが、そうはならないのが資本主義と法治国家です。

そのため、MLMの場合上位組織に位置している場合は下位組織からお金を吸い上げるようになるという仕組みです。

それにより、上位にいる人が、より多くのお金を得る確率は高くなります。

それが重なり結果として大きなお金を稼ぎその結果をもとに一つの実績となり営業実績の材料となる。

よく言われる「お金持ちはお金持ちになる」という意味ではMLMは資本主義の縮図でもあります。

組織としてコミュニティ化や仲間意識が生まれることでモチベートされますがこれは仲間ではなく、利害の一致です。

損得勘定があることで繋がっているにすぎません。

トラブルになるとすぐに組織は崩壊します。

こうしたMLMという事業ではビジネスですから、破綻すれば組織は崩壊しますが、個人事業のコミュニティともなることで人脈にも繋がります。

当然ながらこれは非常にメリットである部分です。

しかし、お金により出来た縁というのは思っている以上に簡単に崩れます。

「仲間です!」
「家族のような存在です!」
「大切な人と!」

こうした想いというのは非常に大切な事だと思います。

しかしこう言う人ほど破綻すれば、すぐに関係性はなくなります。

今まで毎日のように連絡していて仲良くしていてもパッタリと連絡が途絶えます。

関係性がなくならなければ本当の意味で人間関係が出来ているということでしょう。

全てではありませんがそうした傾向はみられることも多くあります。

結局また連絡が来たときは食事の誘いではなく別の案件への誘いです。

これらは、MLMに限った話ではありませんが、特にそれが顕著に表れるのはMLMです。

トラブルになった時ほど人間性が問われるものだと私は経験して感じています。

また、組織により異常なまでに仲間意識が生まれる集団心理により、宗教のような雰囲気になるというのもMLMではあるあるでしょう。

理にかなっているモデルですがそれが上手く活かせなく本来の目的を見失うということも多くある例です。

国内で出回る仮想通貨案件「MLM系」は白?黒?

国内で出回る仮想通貨案件「MLM系」をジャッジすると「黒」となります!

こうした、MLM系の仮想通貨(暗号資産)案件というのは販売するサービス等が「仮想通貨(暗号資産)」のため物販に比べて
トラブルになりやすい傾向にあります。

また、仮想通貨(暗号資産)についてどのような”モノ”か?

ということを理解していない人も物販に比べ多くなります。

加えて、利益率や稼げる金額も大きいことで拍車をかけるようになりどうしても魅力さ出てくるのです。

以前からみているように仮想通貨(暗号資産)に関して日本を中心に話題になっている案件、これは殆どが怪しいです。

そして、仮想通貨に絡めた話これをMLM系式で展開する必要性が殆どありません。

内容にはよってでもありますが配当がでるといった案件は資金調達で自転車操業に最適なのがMLM系式なので、MLM系と仮想通貨(暗号資産)が絡んでいる案件がほとんどです。

そうしたことを念頭に、聞いた案件を捉えることで新たな視点や見識が生まれると思います。

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