ZOZO創業者の前澤友作氏が出資したプロジェクトとして話題になっている仮想通貨(暗号資産)があるのはご存知でしょうか?
シンソー(SINSO)と呼ばれるこちらの銘柄について本記事では白なのか、それとも黒なのかをジャッジしていきます!
プロジェクトについてや、将来性といった様々な角度から解説をしていきますので是非参考にしていただければと思います。
白?黒?どっちかな?
シンソー(SINSO)の概要
シンソー(SINSO)という銘柄の概要についてを確認していきます。
まずシンソー(SINSO)は「データの分散管理化」を目指しているプロジェクトとなります。
データの分散管理化
データの分散管理化について解説をしていきます。
データというのはインターネット上に多くありますが、データというものはどのようなものであっても国や組織、企業などが管理をしています。
中央集権的な形で管理されているのが現在のインターネット上におけるデータ管理体制です。
管理者がいるということは個人情報なども第三者が見ることが可能ってことになるね!
また、中央集権的に管理されているということは管理している企業や組織などがハッキングなど何かしらの形で消失してしまうと全てのデータに影響を及ぼすことになります。
そうした中央集権的管理を分散型管理していくという動きが出てきています。
それがブロックチェーンを基盤としたインターネット「Web3」です。
ブロックチェーンによるデータ管理によりデータ漏洩や消失を防ぐほか、個人情報などは個人で管理することも可能となり
プライバシー保護にも繋がるのです。
こうしたブロックチェーンを活用したインターネットにより「データの分散管理化」を目指しているのです。
とはいえ、インターネットとは膨大な情報量の世界ですから各セクションで分けないと把握しきれません。
そこで、ブロックチェーンを活用し分散型の組織を構築する動きになっています。
それがDAO(分散型自律組織)と呼ばれる形です。
DAO(分散型自律組織)
身近なところで例えると
Google Cloudというデータ保管サービスがありますがこちらは、Googleが管理している中央集権型サービスです。
このサービスがブロックチェーンをベースとなっているイメージです。
他にも、Dropboxや、icouldなど企業ごとで様々なサービスがあります。
企業というのは、組織であり独自で経済圏があります。
これがブロックチェーンで管理されていると仮定すると、DAO「分散型自律組織」となります。
これを実現させようと目指しているのがシンソー(SINSO)です。
同様のプロジェクトは他にも存在する
壮大なように感じると思いますが、同じような目的を持った仮想通貨のプロジェクトというのは1つではありません。
代表的なプロジェクトとして下記があげられます。
- Filecoin(FIL)
- Internet Computer(ICP)
- Holo(HOT)
上記であげたプロジェクト以外にも40以上のプロジェクトがあります。
今回のシンソー(SINSO)はその中でFilecoin(FIL)の関連プロジェクトとなっています。
Filecoin(FIL)の技術などを活用しシンソー(SINSO)という経済圏を作ろうとしています。
Filecoin(FIL)を下記の内容により利便性を向上させようとしています。
- ストレージの高速化・低コスト化
- データの保存領域拡大
- データの秘匿性とセキュリティの向上
- データのNFT化
こうした利便性向上に加え、投資評価額1.5億ドル(約193億円)であることや「ZOZOTOWN」創業者の前澤友作氏の出資(出資額約5億円)などが主な理由となり日本国内で話題を呼ぶこととなりました。
シンソー(SINSO)のプレセールと現状
このシンソー(SINSO)プロジェクトですが、2023年2月にプレセールが行われました。
いわゆる、ICOとなります。
ICOとは、Initial Coin Offeringの略称で、新規暗号資産の公開という意味だよ!
シンソー(SINSO)のプレセールは2回に分かれて実施されています。
第1ラウンド
第1ラウンド:2023年2月6日~2月8日
第1ラウンド詳細
プレセール価格:1.4ドル
ロック期間:初回ロック解除=8%、2回目以降=5.75%を16回に分けてロック解除
(70日ごとに解除し、1120日ですべてロック解除)
最低購入額:500USDT
第2ラウンド
第2ラウンド:2023年2月9日~2月25日
第2ラウンド詳細
プレセール価格:1.5ドル
ロック期間:初回ロック解除=10%、2回目以降=7.5%を12回に分けてロック解除
(75日ごとに解除し、900日ですべてロック解除)
第2ラウンド合計販売額:2700k USDT
最低購入額:500USDT
このようなプレセールがあった事からSNS上などでこぞって紹介していた人が数多くいました。
日本国内で話題を呼んでいたんだよ!
シンソー(SINSO)の現状
シンソー(SINSO)は既に取引所では取扱われており、売買が出来るようになっていますので購入したは良いけれど、「売れない」ということにはなっていません。
プレセールというのは値上がりを期待して安く購入をすることで将来的に利益を得るということが投資家の目的です。
プレセールでは1.5ドルが最高値です。
少なくとも、1.5ドル以上の値が付いていないとプレセールで購入した投資家は利益を得られていないということになります。
今の価格はどうなっているのでしょうか?
0.59ドルです。
プレセール価格の半値以下の価格です。
これが現状です。
あれだけ話題になりSNS上では煽った人が多くいましたが結果として現状はプレセール価格を大幅に割っています。
国内で話題になったからといって価格が上がるとは限らないね。
シンソー(SINSO)の将来性とは
プロジェクトの有望性とは見方によっても変わってきます。
Filecoin(FIL)をより利便性向上させたというメリットがあると言っても、Web3によるデータの分散管理化が普及している状態ではありません。
いくら既存のプロジェクトよりも優れている点があったとしても、そもそもの普及自体がまだまだ発展途上のため利便性向上といった点を意識するまでも至っていません。
特定の分野において優位性があることというのがポイントです。
価格が上昇するという点においては他ではないサービスであるということが一番の有望性に繋がります。
シンソー(SINSO)に関しては、ストレージサービスという分野で優位性はあるものの、先行プロジェクトが数多くあり、シンソー(SINSO)である必要性が薄れています。
SINSOは白か黒か?!
今後の有望性や購入した方がいいかという点から見た場合は「黒」となります。
シンソー(SINSO)はプロジェクトとして確かにしっかりしています。
取引所で取り扱いをされない仮想通貨(暗号資産)ではありません。
しかし、国内で多くの人が話題にしているのは有望性があるからというよりはセールスをしたいというのが目的です。
特に、シンソー(SINSO)は「ZOZOTOWN」創業者の前澤友作氏の出資したこれを大々的に取り上げ如何にも凄そうに表現されていますが、だからといって価格が上がる、有望性があるとは言えません。
シンソー(SINSO)自体海外ではそれほど話題には上がっていないのも事実です。
判断する上で分かり易いのはYoutubeです。
英語で「Sinso Crypto」と検索していただくと日本語の情報ばかりなことが分かります。
海外で話題沸騰中なのであれば英語の情報の方が多く表示されます。
これだけ見ても、日本人をターゲットにしているということが一目瞭然です。
特に、日本国内で異常なほど話題に上がっている、もしくは、プレセールの宣伝が行われている場合は注意しましょう。
基本的に、日本語の情報が多い場合は注意が必要です!
以上がシンソー(SINSO)についての解説だよ!
良かったら参考にしてね!
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ビットメックスの
Fトークンは バーンしてからどうなったかわかりませんか?